流出濃度試験
流出濃度試験
流出濃度試験
充填土を対象とした除塩や溶質移動の遅延現象を定量化するために用いた。小さな負圧をかけて飽和で実験することにしている。カラム全体の様子は写真11の通りである。カラムは内径4.0 cm,外径4.4 cmのアクリル製であり,長さは任意である。流入側には水から溶液へと短時間で流す液体を交換できるように,流入口が2つある。一方,流出側は多孔板からステンレスの排水口までの容積(dead space)は1.2 cm3(カラム断面積は12.6 cm2なので1 mmに相当する)と極力小さくした。
参考
Elrick, D.E., Laryea, K.B. and Groenevelt, P.H. Hydrodynamic dispersion during infiltration of water into soil. Soil Sci. Soc. Am. J. 43:856-865 (1979)
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