接着する
接着する
a.塩ビとアクリル
工作に使うプラスティック素材としては,加工のし易さから見ると塩ビ(板およびパイプ)が一番であろう。難点は透明でないことであり,透明が必要な場合にはアクリルを使う。アクリルは硬いという利点がそのまま脆いということになる。塩ビ製品は塩ビ用接着剤,アクリル製品にはアクリル専用接着剤(塩化メチレン)を使う。いずれも取扱説明書の注意事項を守って使う。
b.アラルダイトスタンダード
2液混合の接着剤の中で強度が安定し,耐久性があると感じて多用したのはこの接着剤である。充填剤としても使えるため,平面に多少凸凹した材料の接着も可能である。また,材質が異なる物同士の接着にも適する。さらに,急速に固化しないので,素焼カップと塩ビ管の接着など時間がかかる接着にも適する。接着終了後に早く固化させたいときは,60℃にした乾燥機の中に入れると良い。